俳句とみる夢

笠原小百合の俳句な日々。

エッセイ

3月11日はわたしの誕生日です

今日、3月11日はわたしの誕生日です。 誕生日の句を詠みたいなと思い毎年挑戦しているのですが、どうにもうまくいきません。 10年前、3月11日という日は多くの人にとって忘れられない日となりました。 ですが、それよりずっと前から、わたしにとって3月11日…

第9回星野立子賞、星野立子新人賞が発表になりました

角川俳句3月号誌上にて、第9回星野立子賞、星野立子新人賞が発表となりました。 星野立子賞は藤本美和子さん『冬泉』が受賞。 星野立子新人賞、男性部門は吉田哲二さん「鍔焦がす」、女性部門は篠崎央子さん「家伝」が受賞されたとのことでした。 受賞された…

そうだ、評論を書こう。

書こう書こう、書きます書きますと言い続けてきた評論をついに書こうと思う。 書こうと思う、ではないな。 書きます。 と言っても、評論は書こうと思い立っていきなり今日から書き始められるようなものではないことはわかっているつもりです。 なので、まず…

麻酔から醒めたる猫へ梅の花

麻酔から醒めたる猫へ梅の花 笠原小百合 昨日は愛猫じゃすの手術日でした。 sayuri0311.hatenablog.com 腎臓がひとつしか機能していないことが判明したじゃす。 麻酔の量を少なくしてなるべく腎臓に負担をかけないようにと、乳腺の腫瘍とその周辺のみを切除…

特設展『飯田龍太展 生誕100年』(山梨県立文学館)に行きたいお話

現在、山梨県立文学館では『飯田龍太展 生誕100年』という特設展が開催中です。 youtu.be 飯田龍太は山梨県に生まれ育ち、生涯のほとんどを山梨で過ごした俳人です。 水澄みて四方に関ある甲斐の国 大寒の一戸もかくれなき故郷 一月の川一月の谷の中 など、…

猫の句を詠むこと

先日のブログにて、わたしは動物の句を詠みがちであるということをちらっと書きました。 sayuri0311.hatenablog.com 動物はとても好きです。 小動物も、虫も、鳥も、魚も、みんな愛しく思います。 馬が好きなので馬の句も多いのですが、猫の句も負けずに多く…

俳人協会サイト、今月の「俳句の庭」を読みました

俳人協会のサイトに「俳句の庭」という連載があります。 俳句にまつわる短いエッセイで、今月は「知音」代表の西村和子先生がご担当。 「トッチート・トトチート」という不思議なタイトルに惹かれながら読みました。 www.haijinkyokai.jp 海外では鳥の鳴き声…

『高濱虚子の百句』にて栞を挟んでおいた句

今日は所用があり、電車で渋谷まで。 行きも帰りも半蔵門線で東急2020系に乗れてうれしい一日でした。 電車に揺られつつ読んだのは、『高濱虚子の百句』(岸本尚毅・著、ふらんす堂)です。 数年前に読んだのですが、改めて今、百句とその鑑賞・解説を読み直…

『継続する技術』で一日一句を書き写しています

塵も積もれば山となる。 その言葉を信じ、一日一句を手帳に書き写していることについて、今日はお話しようと思います。 わたしは一日一頁の手帳を俳句ノートにしています。 句帖とは別に一冊、俳句にまつわるあれこれをメモするためのノートです。 こんな素…