俳句とみる夢

笠原小百合の俳句な日々。

俳人協会サイト、今月の「俳句の庭」を読みました

俳人協会のサイトに「俳句の庭」という連載があります。

俳句にまつわる短いエッセイで、今月は「知音」代表の西村和子先生がご担当。

「トッチート・トトチート」という不思議なタイトルに惹かれながら読みました。

 

www.haijinkyokai.jp

 

海外では鳥の鳴き声も少し違って聞こえる、というお話でした。

西村先生が実際に海外で詠まれた句も4句ほど載っていました。

海外詠で鳥の鳴き声を詠むってとてもお洒落だし、そのさり気なさが格好良いです。

 

わたしは動物の句をよく詠むのですが、鳥と魚については実は苦手意識があります。

鳥は好きですが鳴き声で判別するのはなかなか難しいですし、魚は海なし県で生まれ育ったので馴染みがないのです。

鳥は「囀」「春の鳥」「鳥渡る」「小鳥来る」など種類がわからなくても詠むことは可能なのですが、魚はその名を詠みこまねばらないので季語として使うことはほぼないです。

勉強しようと魚の図鑑を読んだり、テレビで釣り番組を見たりはしていますが、やはり実感に乏しい句しか出来ません。

知識がないと詠めないけれど、知識だけあっても詠めるわけではないのだなと痛感。

社会情勢が落ち着いたら、漁港の町でぜひ吟行をしたいです。

 

笠原小百合 記