俳句とみる夢

笠原小百合の俳句な日々。

特設展『飯田龍太展 生誕100年』(山梨県立文学館)に行きたいお話

現在、山梨県立文学館では『飯田龍太展 生誕100年』という特設展が開催中です。

 

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飯田龍太山梨県に生まれ育ち、生涯のほとんどを山梨で過ごした俳人です。

 

水澄みて四方に関ある甲斐の国

大寒の一戸もかくれなき故郷

一月の川一月の谷の中

 

など、多くの句が現在も広く愛されています。

 

飯田龍太の自宅である『山廬』は山梨県笛吹市境川町にあります。

実はわたしの母方の祖母の生家も同じ境川町にあるとのことで、飯田龍太は勝手に親近感を覚えている俳人なのです。

 

わたしは栃木県出身ですが、母が里帰り出産をしたため甲府市内の病院で産まれました。

中学生くらいまでは毎年お盆とお正月に山梨へ行っていたので、とても親しみを感じる土地です。

何故か昔から山梨に心惹かれている自分が居てずっと不思議に思っていたのですが、飯田龍太、その父である飯田蛇笏の暮らした土地だということで、もしかしたら俳句に呼ばれていたのかなあ、などとそんなことをつい考えてしまいます。

山梨は、わたしの第二の故郷と言っても過言ではないかもしれません。

 

特設展のために山梨へ行くのは現状では少し難しいのですが、今一番行きたい展示です。

貴重な資料が揃っていると思いますので、お近くの方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

www.bungakukan.pref.yamanashi.jp

 

俳句をはじめてから山梨へ行く機会があまりなく、山廬を訪れたことがないので色々と落ち着いたらぜひ行ってみたいと思います。

 

笠原小百合 記