俳句とみる夢

笠原小百合の俳句な日々。

季語レース紹介【7】「忘れな草賞」

俳句に欠かせない、季語。

春であれば「晩春」「風車」「新社員」などが季語の一例として挙げられます。

 

この連載では競馬大好き俳人である筆者が、季語の使われている競馬のレース「季語レース」をご紹介していきます。

 

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今週取り上げる季語レースは、忘れな草賞です!

 

 

忘れな草賞とは

忘れな草賞は3歳牝馬の出走できるオープン特別で、リステッド競走に指定されています。

コースは阪神競馬場の芝2000mです。

3歳牝馬クラシック第一冠である桜花賞と同日に行われ、残念ながら桜花賞に間に合わなかった馬やオークスを目標として据えている馬など状況も様々な乙女たちが出走します。

また、レース名である「忘れな草」の花言葉は「私を忘れないで」です。

華やかな大舞台・桜花賞の直前に行われるレースということで、この花言葉がますます胸に響きます。

次なる大舞台を夢見る乙女たちを応援したくなるレースです。

 

季語:忘れな草

忘れな草賞の由来である「勿忘草」は春の植物の季語です。

ムサラキ科の多年草で、1センチに満たないほどのとても小さな薄紫色の花をつけます。

傍題は「ミヨソティス」「わするな草」「藍微塵」などがあります。

「ミヨソティス」は学名で、「ハツカネズミの耳」という意味があるそうです。

とても愛らしく、またその名も印象的なため、多くの人に好まれる花です。

 

花よりも勿忘草といふ名摘む 粟津松彩子 

次に、「勿忘草」の句をご紹介します。

花よりも勿忘草といふ名摘む〉という粟津松彩子の句です。

実際の花を見てもわからないけれど「勿忘草」という名は知っている、という人は多いのではないでしょうか。

勿忘草を摘んでいるとき、花そのものを摘むというよりは、花の名を摘んでいるような感覚を作者は覚えました。

それだけ「勿忘草」という名は印象的で心に残るということでしょう。

とても可愛らしい共感と発見がある句だと思います。

 

一方で、名が独り歩きしてしまった「勿忘草」の切なさや哀れさも伝わってくるようにわたしには思えました。

人間に意味を与えられた「勿忘草」は、人間の手によって摘まれていきます。

意味深な名を持つ花は愛されもしますが、愛する側も愛される側もそれで本当に幸せなのかどうか。

上辺だけで成り立つ世界のやるせなさが感じられました。

なんだか少し虚しさが残る、そんな読後感をそれでもいつまでも味わっていたくなるような一句です。

 

過去の優勝馬:ラヴズオンリーユー

忘れな草賞過去の優勝馬の中からラヴズオンリーユーについて書きます。

 

ラヴズオンリーユーは2019年のオークス優駿牝馬)優勝馬です。

父はディープインパクト、母父Storm Catという血統。

全兄にはドバイターフを勝利したリアルスティールがいます。

先日、3/27にはドバイシーマクラシックで3着となり、次走は4/25、香港・シャティン競馬場で行われるクイーンエリザベス2世カップに出走予定と、海外でも活躍しています。

 

ラヴズオンリーユーは忘れな草賞の同日に行われる桜花賞への出走を目指していました。

しかし年始に細菌性の疾患を発症するというアクシデントが起こり、前哨戦等の出走が難しくなりオークスを目標とすることに。

ローテーションの関係で急仕上げで出走した忘れな草では3馬身差で勝利し、デビューから無敗の3連勝をあげました。

2歳新馬、白菊賞、忘れな草賞という3連勝でしたが、有力馬と対戦していないためその強さは未知数だと考える人が当時は多かったのではないでしょうか。

しかし、迎えたオークスでは1番人気に支持され、見事優勝。

3歳牝馬の頂点へと上り詰めました。

 

と、あっさり書いてしまいましたが、新進気鋭の馬主さんということもあり、当時はとても盛り上がっていました。

ラヴズオンリーユーの馬主はDMMドリームクラブ

我が家も以前1頭一口を持っていた一口馬主のクラブです。

クラブに取材させていただいたこともあり、競馬ニュース&コラムサイト「ウマフリ」にて記事も書かせていただきました。

その節は大変お世話になりました!

 

そんなこともあり、個人的に思い入れのあるラヴズオンリーユー。

3歳女王という頂点を知る彼女なら、きっとこれからも力強い走りを見せてくれるはず。

近いうちに競馬場で会えたら嬉しいなと思っている一頭です。

 

2021年忘れな草賞注目馬 

今年の忘れな草賞で注目している馬はエイシンヒテンです。

まず、血統表をぜひご覧になってみてほしいです。

 

父 エイシンヒカリ

母 エイシンサンバレー

母父 エイシンワシントン

母母 エイシンサイレンス

 

なんとも美しくエイシンが揃い踏みです!

こういう面白い血統を発見すると、ひとりでニヤニヤしてしまいます。

競馬は血統表を眺めるのも楽しいです。

 

エイシンヒテンは前3走でそれぞれ、シゲルピンクルビー、アカイトリノムスメ、ソダシという桜花賞に出走する有力馬たちに敗れています。

彼女たちと同じレースに出走するだけの力はありますので、ここではなんとか頑張って欲しいです。

桜花賞前のこの忘れな草賞で「私を忘れないで!」とばかりに走り切ることを願って、注目馬として挙げたいと思います。

 

笠原小百合 記

セクト・ポクリット「コンゲツノハイク」に掲載していただきました

俳句ポータルサイトセクト・ポクリット』の「コンゲツノハイク」にて、拙句が掲載されました。

 

sectpoclit.com

 

「コンゲツノハイク」は俳句結社誌・同人誌の最新号から推薦された句が掲出されているコーナーです。

わたしの所属する結社「田」も毎月参加しております。

今月、はじめてわたしの句も掲載していただきました。

 

柚子ひとつ足せば溢るる冬至の湯  笠原小百合

 

田誌では主宰の水田光雄先生に

(前略)湯の表面にいくつもの柚子が浮いているがこれでもか、ともう一つ柚子を浮かべると湯船から湯が溢れ出す。満ち足りた気分の柚子湯である。

──俳句雑誌「田」2021年4月号

と鑑賞していただきました。

ありがとうございました!

 

今月は27結社が参加中とのことです。

ぜひご覧になってみてください。

 

セクト・ポクリット』については以前「田」のブログでご紹介しました。

セクト・ポクリット』ってどんなサイト?と気になる方は、よろしければこちらもご覧ください。

 

ameblo.jp

 

笠原小百合 記

【田ブログ更新】三月の勉強句会~師系をめぐる冒険~

先日、所属結社「田」のブログにて記事を公開しました。

 

ameblo.jp

 

3月27日に行った勉強句会の報告です。

本来であれば師系をテーマにした勉強句会は最終回のはずだったのですが、2020年度は中止となってしまった期間が長かったため、新年度も引き続き同じテーマを学んでいくことになりました。

これを機にしっかり師系というものを自分の身体に入れていこうと思います。

 

ちなみに今回わたしは富安風生『富士百句』について発表しました。

もっと掘り下げられたなと思うので、次回もこのテーマにするか、それともまた別のことに着目していくか悩みどころです。

 

笠原小百合 記

季語レース紹介【6】「若葉ステークス」

俳句に欠かせない、季語。

春であれば「風光る」「蝶」「花見」などが季語の一例として挙げられます。

 

この連載では競馬大好き俳人である筆者が、季語の使われている競馬のレース「季語レース」をご紹介していきます。

 

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今回取り上げる季語レースは、若葉ステークスです!

 

 

若葉ステークスとは

若葉ステークスは、3歳オープンクラスのリステッド競走です。

舞台は阪神競馬場、芝2000m。

クラシック第一冠である皐月賞への出走を目指す若駒たちが集います。

2着までに皐月賞の優先出走権が与えられます。

 

季語:若葉

若葉ステークスの由来である「若葉」は初夏の植物の季語です。

初夏となり、瑞々しさ、新鮮さを感じる木々の新葉のことをさします。

「朴若葉」「樫若葉」など木の名前をつけることもあれば、「山若葉」「里若葉」など場所と共に表現することもあります。

「若葉」は夏の季語ですが、実際の若葉ステークスのレースが行われるのは「春」です。

季節は実際とは異なりますが、皐月賞へ向け若駒たちの新たな出発点という意味で捉えてみれば、「若葉」という言葉をレース名にしたのも頷けます。

 

ざぶざぶと白壁洗ふわか葉かな 一茶 

次に、「若葉」の句をご紹介します。

ざぶざぶと白壁洗ふわか葉かな〉という小林一茶の句です。

 一読して、とても気持ちの良い句だと感じます。

「ざぶざぶと」は豪快なイメージ、「白壁洗ふ」からはすっきりとした眩さも感じます。

そして「ざぶざぶと白壁洗ふ」のは何だろうと読み進めると、それはなんと「わか葉」だと言うのです。

ここに意外性があり、それでいて納得感を得ることもできます。

直接描かれてはいませんが、「白壁」に当たるように「わか葉」を揺らしていく爽やかな風も感じられ、まさに初夏の景を写し取ったかのようにリアルに感じられる一句となっています。

 

過去の優勝馬トウカイテイオー

若葉ステークス過去の優勝馬の中からトウカイテイオーについて書きます。

 

トウカイテイオーは今やウマ娘効果で人気が出ているようで、わたしが解説するまでもないと思います。

当時を知る者としてただ一言言えるのは「本当に格好良い馬でした」ということだけなのかもしれません。

 

骨折から幾度も復活し、走り続けたトウカイテイオー

ラストランとなった有馬記念は、本当に衝撃を受けました。

「強い馬はやっぱり強いんだ」と幼心にも思ったことを記憶しています。

 

1990年のオグリキャップのラストランで競馬好きになったわたしは、翌年のトウカイテイオーの活躍を見て、ますます競馬に夢中になりました。

当時は小学校1年生で三冠が何かもよくわかっていなかったと思うのですが、クラシック戦線の盛り上がりはよく覚えています。

だから菊花賞への出走が叶わないと知ったときはショックでした。

わたしは、トウカイテイオー三冠馬になるものだと思っていましたから。

 

また、血を繋ぐことの難しさを教えてくれたのもトウカイテイオーでした。

ステイゴールドの仔、孫たちをこうして応援できていることは、本当に奇跡みたいなことだなと改めて今思います。

けれど、トウカイテイオーはその生き様をもってして、今でもわたしたちに競馬の面白さ、素晴らしさを伝え続けてくれています。

こうして語り継ぐことで、トウカイテイオーはいつまでも輝きを放ち続けることができるとわたしは思います。

 

2021年若葉ステークス注目馬

今年の若葉ステークスの注目馬はヴァリアメンテです。

前走の若駒ステークスでは雨の重馬場の中、最後方から一気に直線を駆け上がりクビ差の2着でした。

そのときの大外一気の末脚は、何度見ても惚れ惚れしてしまいます。

他の馬とは加速が違いました。

若葉ステークスの行われる土曜日の阪神競馬場の天気は、今の所晴れのち雨の予報。

はやめに雨が降り始めて少し渋った馬場になることも考えられるので、重馬場でも能力を発揮できるヴァリアメンテは魅力的に思います。

 

ステイゴールド一族であるフェノーメノ産駒のタイフォンももちろん全力応援!

和田竜二騎手との新コンビに期待したいです。

 

笠原小百合 記

季語レース紹介【5】「東風ステークス」

俳句に欠かせない、季語。

春であれば「春の雨」「雲雀」「ぶらんこ」などが季語の一例として挙げられます。

 

この連載では競馬大好き俳人である筆者が、季語の使われている競馬のレース「季語レース」をご紹介していきます。

 

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今回取り上げる季語レースは、東風ステークスです!

 

 

東風ステークスとは

東風ステークスは4歳以上が出走できるオープンクラスのレースです。

グレード競走(G1、G2、G3)の下の格付けであるリステッド競走に指定されています。

舞台は中山競馬場、芝1600m。

どの馬もこのリステッド競走を勝って、戦績に箔をつけたいところではないでしょうか。

 

季語:東風

東風ステークスの由来である「東風」は春の天文の季語です。

東風は「こち」と読み、漢字の通り、東から吹く風のことを言います。

まだ春浅い頃のやや荒い風で、春の訪れを告げる風です。

拾遺集』の菅原道真の〈こち吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな〉という歌が有名です。

「東風」は「梅の花」を咲かせる風ともされ、「梅東風」という傍題もあります。

他にも強東風、朝東風、夕東風、雲雀東風、鰆東風、桜東風など、傍題のバリエーションの多い季語です。

どの東風を選択するかによって、句の表情は大きく変わるのではないでしょうか。

 

東風吹くや耳現はるゝうなゐ髪 杉田久女 

次に「東風」の句をご紹介します。

東風吹くや耳現はるゝうなゐ髪〉という杉田久女の句です。

「うなゐ髪」とはうなじのあたりで切り下げておく子どもの髪型のことです。

東風が吹いて、子どもの髪が流れ、愛らしい耳が現れる。

久女はそこに「春」を感じたのでしょう。 

春の訪れの少しくすぐったいような喜びの気持ちが、この句には託されているように思います。

下五を「耳」に着地せず「うなゐ髪」としたことで、髪が風に吹かれる動きを感じることのできる句に仕上がっています。

 

過去の優勝馬ショウワモダン

東風ステークス過去の優勝馬の中からショウワモダンについて書きます。

 

ショウワモダンは2度東風ステークスに出走し、それぞれ1着、3着という好成績を収めています。

マイル戦である1600m前後の距離のレースを得意としていました。

2010年の安田記念を勝利したG1馬で、ショウワモダンの父エアジハード安田記念を制しており、父子制覇となっています。

 

競走馬引退後は馬事公苑にて乗馬となりましたが、馬房での事故によりその生涯を閉じました。

この時は本当に深い悲しみに暮れました。

馬事公苑なら近いので、会いに行けると思っていました。

引退したら穏やかに余生を過ごして欲しいと誰もが願っていたはずです。

 

また、勝利した安田記念でコンビを組んでいたのは今は亡き後藤浩輝騎手でした。

後藤騎手はこれが4度目のG1勝利で、ゴール直後に叫びながら力強いガッツポーズを見せてくれたこと、鮮明に記憶しています。

 

馬も人も、いつ会えなくなってしまうかわからない。

だから、会いたいときに、会えるときに会いに行こう。

そんなことをわたしに改めて強く教えてくれたのが、ショウワモダン後藤浩輝騎手でした。

 

2021年東風ステークス注目馬

今年の東風ステークスの注目馬はバレリオです。

またまたステイゴールド産駒で恐縮なのですが、ステイゴールド一族箱推しなのでどうかお許しを。

中でも残り僅かなステイゴールド直仔は、応援しないわけにはいきません。

 

バレリオはデビューから今まで2000m前後の距離のレースに出走していました。

東風ステークスは1600mなので、今回が初のマイル戦です。

戦績が思わしくない現状を打破しようと、陣営も色々お考えがあってのことでしょう。

 

今回、記事公開の時点ですでに東風ステークスは終了しています。

レース結果が出ておりまして、バレリオは12着でした。

6歳にして僅か14戦しかしていないので、まだこれからだと思います。

適性にピタリとハマれば、復活もあるのではないでしょうか。

今後のバレリオの活躍に期待したいです。

 

笠原小百合 記

3月11日はわたしの誕生日です

今日、3月11日はわたしの誕生日です。

誕生日の句を詠みたいなと思い毎年挑戦しているのですが、どうにもうまくいきません。

 

10年前、3月11日という日は多くの人にとって忘れられない日となりました。

ですが、それよりずっと前から、わたしにとって3月11日は特別で大切な日でした。

37年前にこの世に生まれ、11年前には大好きな人と結婚しました。

 

特別な意味を持つ日に、更に特別な意味が加わって。

しかもそれが正反対に近い性質を持っていて。

こんなに悲しい日なのに自分たちだけ喜んでいいのだろうか、と思ったこともありました。

けれど今は、喜んでいいのだ、喜ぶべきだと考えています。

 

多くの人の命と生活を奪ったあの日、あの出来事は忘れられません。

だからこそ、今ここにわたしがこうして生きていることは本当に奇跡みたいな喜びだと思います。

わたしだけじゃないです。

息子も、夫も、父母も、家族も、友人も、この世に存在しているみんな、みんな。

生きているということは、歩いていくということだとわたしは思います。

あの日は大変だったね、辛かったね、悲しいね、で終わりにはしたくないのです。

どうせ歩いていくのであれば、歩いていける喜びを感じていたいと思っています。

 

うまく言えないのですが、到底17音では収まりきらなかったので、今年はこうしてブログ記事にしてみました。

自分のこの想いをいつか句にするためにも、今年はもっと俳句の勉強をしていきたいです。

 

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笠原小百合 記

季語レース紹介【4】「すみれステークス」

俳句に欠かせない、季語。

春であれば「春めく」「春ショール」「雛祭」などが季語の一例として挙げられます。

 

この連載では競馬大好き俳人である筆者が、季語の使われている競馬のレース「季語レース」をご紹介していきます。

 

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今週取り上げる季語レースは、すみれステークスです!

 

 

すみれステークスとは

すみれステークスは3歳のオープン特別競走で、リステッド競走に指定されています。

コースは阪神競馬場、芝2200m。

クラシックの大舞台へと繋がるレースとして毎年注目されます。

 

季語:菫

すみれステークスの由来である「菫」は春の植物の季語です。

スミレ科スミレ属の多年草で、変種まで含めると日本には200種以上あるらしく傍題も多いです。

紫色の可憐な花をイメージされる方が多いかもしれませんが、白や黄色などの花を咲かせるものもあります。

阪神競馬場のある兵庫県宝塚市の市花としても知られています。

 

すみれそよぐ生後0日目の寝息 神野紗希 

次に、「菫」の句をご紹介します。

すみれそよぐ生後0日目の寝息〉という神野紗希さんの句です。

生まれたての赤子の寝息と「すみれそよぐ」ほどの微風。

この2つがリンクして、穏やかでやわらかなやさしい世界が広がっています。

実はこの句、神野さんが出産を終え、まだ手術台の上にいるときに詠まれたそうです。

その心意気、本当に見習わねばと思います。

句から感じるやさしい世界はその実、俳人根性が支えている──。

そんなことにまで思いを馳せると、生命の逞しさも改めて強く感じられます。

 

過去の優勝馬キングカメハメハ

すみれステークス過去の優勝馬の中からキングカメハメハについて書きます。

 

キングカメハメハは2004年のダービー馬ですが、その年はプライベートで色々とありまして。

正直競馬どころではなかったので、実は競走馬時代の印象がないに等しいのです。

そんなどん底まで落ちたわたしを救ってくれたのもまた競馬だったのですが……その話は今回は置いておくとして。

そういう事情もあり、キングカメハメハは競走馬としてよりも種牡馬としてのイメージがわたしは強いです。

 

実際、あっという間に引退してしまったんですよね。

それでも「NHKマイル→東京優駿」の連勝は記憶にあります。

本当になんだか一瞬の嵐のような強さを見せつけてくれた馬でした。

 

種牡馬になってからは数多の名馬を輩出しています。

わたしがキングカメハメハ産駒で一番好きなのはローズキングダムです。

というのも母ローズバドが大好きだからという理由なので、キングカメハメハだから応援していたわけではないのですが……。

そういった意味では、純粋にキングカメハメハ産駒として好きなのはヤマカツエースベルシャザールになるのかもしれません。

本来であればロードカナロアあたりを挙げるべきなのかもしれませんが、ロードカナロアロードカナロアという地位を確立しているので、わたしとしてはもう別枠のイメージです。

 

そして、種牡馬引退後。

功労馬としてのんびり余生を過ごして欲しいと思っていた矢先の訃報に驚きました。

まるで自分の役目を理解していたかのような……そう思ってしまうくらいのタイミングでした。

キングカメハメハはもうこの世にはいませんが、キングカメハメハの血はこれからも日本競馬を盛り上げていってくれると思います。

自身の活躍だけでなく後世への希望も繋いだキングカメハメハは、本当に偉大な馬です。

 

2021年すみれステークス注目馬

今年のすみれステークスディープモンスターに注目しています。

名前からしていかにも強そうですし、実際強いと思います。

父は名馬ディープインパクト

母シスタリーラヴはアメリカの馬でダート重賞を2勝しています。

距離も向いていると思いますし、あとは気性面でどこまで成長したかが鍵ではないでしょうか。

青鹿毛の馬体が惚れ惚れするほど格好良いので、パドックでも注目したいです。

 

笠原小百合 記