俳句とみる夢

笠原小百合の俳句な日々。

無心に馬を見る TCCクラウドファンディングを応援したい!

最近の心の状態があまりよろしくない感じなので、無心に馬を見る。
日本で「馬を見る」のに一番手っ取り早いのは競馬中継だろうか。
土日はもちろん地方競馬であれば平日も、365日競馬が行われているわが国。
今はレース映像の配信も盛んになっており、いつでもどこでも競馬が楽しめる。
人馬が懸命に走る姿を精神安定剤としている人はそう多くないかもしれないが、昔よりはずっと増えたと思う。
馬と人との距離は一昔前よりぐっと近くなっているように感じている。
それはわたしが周囲に競馬ファンがいる環境にあるからかもしれないが、競馬をただのギャンブルとして捉える人はぐっと減ったような体感がある。
ギャンブルとして捉えることを否定しないし、その側面も確かにあってそれは大事なことだとわたしは思っているが、今の競馬ファンはもっと馬券に、競馬にロマンを感じているような気がしてならない。
それは今や一大ムーヴメントとなっている「ウマ娘」の影響もあるのかもしれない。

「馬を見る」のは何も競馬でなくても良い。
けれども今の日本ではふらっと馬を気軽に見に行ける場所はなかなか見つからない。
馬に乗らないのに乗馬クラブへ通うわけにもいかないし、動物園ではなんとなく距離を感じてしまう。
そうだ、わたしが見たいのは「馬と人の営み」なのだ。
もっと間近に馬と人との結びつきを感じられたら。
それを強く感じられるのが、引退競走馬とのふれあいなのかもしれない。

引退競走馬の支援活動は、馬業界でも今とても注目されている分野だ。
その是非も含めて、様々な意見が飛び交っているが、わたしは引退競走馬の幸せを願っているし、一頭でも多くの馬が余生を穏やかに過ごしてくれたらと思っている。
現在は2頭の引退競走馬の一口馬主(で正しいのかな?)となり、毎月の愛馬たちの報告を楽しみにして過ごしている。
しかし、毎月の支援が難しい場合もあるし、そう気軽に出来ることではない。
できればもっと身近に馬を感じられる、誰もが気軽に会いに行ける場所があればと常々思っていた。

そんなときに、わたしも会員となっている「TCC引退競走馬ファンクラブ」を運営しているTCC Japanさんのクラウドファンディングが開始された。
このクラウドファンディングで作ろうとしている観光養老牧場は、まさにわたしが思い描いている理想の場所だ。
東京から距離はあるが、完成したらぜひ定期的に通いたいと思うほど魅力的。
すでに僅かながら支援済みだが、まだまだ支援の手は必要である。
観光養老牧場の詳細は、クラウドファンディングのページをぜひご覧になっていただきたい。
代表の山本さんの熱い思いがそこには綴られている。

どうか少しでも引退競走馬の支援活動に興味がある方は、クラウドファンディングのサイトを覗いてみて欲しい。
いつか馬を気軽に近くで見られる、感じられる場所が日本各地に出来ることを願って。
その一歩を踏み出そうとしているTCC Japanさんの取り組みを応援していきたい。

 

camp-fire.jp

 

 

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笠原小百合 記