10月22日、日曜日。
俳人協会の新鋭俳句賞公開選考会へ足を運びました。
普段、若手句会で利用している俳句文学館の地下ホールですが、
カメラも入り、報道席もあり、前方には選考委員の先生方のお名前が並び、
いつもとは違った緊張感で空気が張り詰めている印象でした。
選考は滞りなく進行しました。
先生方の穏やかでありながら鋭い選評をメモ、メモ。
候補に残った12作品はどれも素晴らしかったですが、やはりそれぞれ長所短所があり、連作としての評価について考えさせられました。
後日、選考会の様子が動画で公開される予定ですので、ぜひご覧になってみてください。
結果は、正賞が若杉朋哉さんの「けむり」に。
準賞に常原拓さん(秋草)の「三面鏡」が選ばれました。
目の前で受賞作が決まる瞬間というのは、いつ体験しても不思議な感覚になります。
じわっと、ぞわっと、込み上げてくるあたたかさがあります。
また、最終候補にはわが結社「田」から2名が残っていました。
大分で喫茶店を営んでいて、いつもパワーを感じる笑顔の素敵な草子洗さん。
日頃から句座を共にし、私を俳句の世界に誘ってくださった張本人である平野山斗士さん。
お二人のお名前が並んで、「田」の字が並んで、眩しく見えました。
私も応募していましたが、残念ながら最終候補には残っていませんでした。
悔しさは嬉しさのあとにじわじわとやって来るのだなあ、と実感しています。
また来年、頑張ります。
公開選考会にご参加の皆様、選考委員の先生方、関係者の皆様、本当にお疲れ様でした&ありがとうございました。
小百合