俳句とみる夢

笠原小百合の俳句な日々。

3月11日はわたしの誕生日です

今日、3月11日はわたしの誕生日です。

誕生日の句を詠みたいなと思い毎年挑戦しているのですが、どうにもうまくいきません。

 

10年前、3月11日という日は多くの人にとって忘れられない日となりました。

ですが、それよりずっと前から、わたしにとって3月11日は特別で大切な日でした。

37年前にこの世に生まれ、11年前には大好きな人と結婚しました。

 

特別な意味を持つ日に、更に特別な意味が加わって。

しかもそれが正反対に近い性質を持っていて。

こんなに悲しい日なのに自分たちだけ喜んでいいのだろうか、と思ったこともありました。

けれど今は、喜んでいいのだ、喜ぶべきだと考えています。

 

多くの人の命と生活を奪ったあの日、あの出来事は忘れられません。

だからこそ、今ここにわたしがこうして生きていることは本当に奇跡みたいな喜びだと思います。

わたしだけじゃないです。

息子も、夫も、父母も、家族も、友人も、この世に存在しているみんな、みんな。

生きているということは、歩いていくということだとわたしは思います。

あの日は大変だったね、辛かったね、悲しいね、で終わりにはしたくないのです。

どうせ歩いていくのであれば、歩いていける喜びを感じていたいと思っています。

 

うまく言えないのですが、到底17音では収まりきらなかったので、今年はこうしてブログ記事にしてみました。

自分のこの想いをいつか句にするためにも、今年はもっと俳句の勉強をしていきたいです。

 

f:id:sayuri0311:20210311135422j:plain

 

笠原小百合 記