本日(2月7日)の朝に放送されたNHK俳句。
今週の選者は小澤實先生で、ゲストは小野あらたさんでした。
実はわが師である水田光雄先生以外の方の句集で、はじめて自分で買った句集が小野あらたさんの『毫』でした。
俳句をはじめて間もないわたしは、あらたさんのとても細やかな視点に感動しました。
今回の放送で紹介されていた句の中では、以下の句が特に好きです。
弁当の醤油の余る小春かな
テーブルに七味散りをりかき氷
水筒の暗き麦茶を流しけり
本当にモノをよくご覧になられています。
まず気づくこと。
気づいて俳句にしようと思うこと。
そして、俳句にする力を持っていること。
この3つの大切さを改めて感じました。
たくさん俳句と向き合って来られたのだと思います。
わたしはまだまだ向き合い方が生ぬるいのだと反省しました。
そして放送をご覧になられた方は、恐らく「あらたスマイル」につられて笑顔になっていたのではないでしょうか。
わたしはなりました。
俳句とは関係ないかもしれないけれど、やっぱり笑顔というのは良いものだな、とも思った今週のNHK俳句でした。
笠原小百合 記